thirozousanのブログ

大好きな歌を聞きながら、嫌んなる事も日々のりこえようとしてるおばさんです。

夏はなんで怖い話しなんだ!わからんが書いてみたい気分!

私がエレカシ好きな話はすでにいたしましたが、今日は車で出かける事が多かったので、ガッツリCDを聞きまくれて今はとってもご満悦!なので、もうひとつ、エレカシ並みに好きな事を書いちゃおうかな~、と思います🎵

 

結構好きな事の引き出しは持っている私ですが、これはちょっと幅広く好きで、でもあまり賛同を得られない好きな事の類いで、下手をすると引かれる場合もありなので、その事の理解者?仲よし?は、家族以外にはおりません(T0T)。でも好きだし、機嫌も良い事だし、書いちゃいます。それはね、、、、。

 

 

いわゆるホラー、ミステリー、おばけ、霊、がかかわる怖い話、見るも読むも聞くも、そして、書くも語るも好き😚💓💓なんです!

とはいえ、そこそこ生きてきたおばさんなので、酸いも甘いも知り、常識も充分身についているので、(おばさんでエレカシが好きロックが好き、と騒いではいるものの、いつも頭を振って叫んで、唄って、拳を突き上げているわけではないんですよ。少し、ほんの週の半分くらい、、。)死を冒涜する気などは毛頭なくって、恐怖スポットなる場所を訪れたり、肝試しやお化け屋敷の類いも全く好きではないんです。 

 

結局はフィクションなんです。確実なる作り物、そうである一番の映画は大好きです。話題になったものなら、和洋中問わず見ています。キャーなどと声はあげず、変な箇所はないか、このオチは?など、目を皿のようにして隅々ま先を考えながら見ています。なんと楽しいことか、グフフ!

 

ですが、ここで私は何の映画が恐くて良かったよーとか、あの本は凄いよー、エグいよーなんて話をしたいわけではないんです。

大好きな事だからこそ、、なんとなーく色々感じちゃったりするわけで、不思議なことのひとつやふたつがあったり、なかったり、、

そしてそれが、フィクションかノンフィクションか、の判断もお任せすることにして、、聞いて欲しいお話し、ちょっとあるんですよ、うーん、勿体つけやがって、ですよね~?!では、お好きな方だけお先へどうぞ!

 

chirozou world  始めちゃいますね!

よ  う  こ  そ !!

 

 

それは大分前、田舎に帰った時のお話しです。

20年ぶり位にクラス会の知らせが届き、久しく田舎に行くことのなかった私は、初めて参加してみることにしました。中学の時、仲の良かった子に一緒に行かないかと電話をもらった事もあって、なんとなくそろそろ行くべきかなという気になった気がします。お盆も近い夏の日でした。

 

私は早くに両親をなくし兄弟もいなかったので、田舎にはもう実家もなく、最終便までに帰れればよいかな位の軽い気持ちで、出かけました。

 当日は、誘ってくれた友達が駅まで迎えに来てくれました。久しぶりに会う友だち、とはいえ時間はすぐに戻り、私たちは二人で会場へ行きました。地元とはいえ、当時にはなかった洋風の居酒屋のような所です。総勢4、50名が来ており、女性はなんとなくわかるものの男性はわからない人も多く、まだ遠慮もあって親しい人同士で席についていました。それでも、一次会が終了する頃には皆もバラけていて、一緒に来た友達とも離れてしまいました。そして、二次会はそこの二階のカラオケということでした。

友達が洗面所に寄ってから帰ろうと言いに来たので、私は酔いを冷ましがてら座って待っていました。すると隣に1人の男性がやって来て、

「わかる?オレ、3組だった高見!」すぐに「ああ、学級委員だった?」と思いだし、そこで少し現況の話をしました。彼は高校卒業後地元の銀行に入り、今は係長だという話をしてくれました。

「この後は行かないの?」

 と聞かれ、「だって、遅くなると、」と言いかけた時、「ああ、うるさいんだ。ま、ここのカラオケならいつでも行けるしな。オレも母ちゃんうるさいから今日は帰るんだ。」と、電話が入ったこともあり、彼は出口へ行ってしまいました。

その彼を見送っていると、「はいはい、残ってる人二次会行くよ~」と幹事が来て腕をとるので、「私無理だよ、美佐と帰るよ。遅くなるとさ、」とトイレの方に目をやると、そっちの廊下の明かりはもう暗くなっていました。え、置いてかれた?とは思いましたが、他の女性たちにも手をひかれて、二階へと上がってしまいました。

 

二階に来たのは12、3人位でした。

カラオケとはいえ、歌うより話が弾んだ人が集まった感じで、私はいつ抜け出すか考えながら座っていました。すると「ようこちゃん、懐かしいなぁ、覚えてる?」と声をかけてきた男性がいました。「村川だよ。村川武司。」名前に覚えはありましたが全く面影がなく、それでも頷いた私の横に腰をおろし、彼は話しだしました。

それはあまりに普通の妻や子供や会社の愚痴で、私は「大変だよね」の相づちを打つだけでした。

その時、誰かの「放っとけそんなヤツ、いっつも文句ばかり言ってるんだ」と、声がして、「ようこもこっちで歌おう」の声に彼は立ち上がって部屋を出てしまいました。

悪いことをしたなという思いもあり、歌が終るのを待って「私も帰るね。」と声をかけると、「おー、じゃあ気を付けてな、って気を付ける間もないか」と誰かが言い、笑い声が聞こえる中私も外に出ました。

 

なんでしょう?なんだか変な感じがぬぐえないままでした。歩きながらも色んな事が浮かびます。

あれ?二次会に行かずに帰った彼はなんて私に言ったっけ?さっき皆は何で笑ってたんだ?最後に話したのは誰だっけ?間を開けずに出たはずなのにもういない?

なんだか頭に?がうずまくさなか、前方に男性の姿がありました。

「さっきはごめんね。」近づこうと駆け寄ると、「いや、本当だし、おれ、だめだから。」そう言って振り向きもせず、彼は歩き出します。

後を追いながらも、またなんだか変な気がして「ちょっと待って。」と走り寄っても彼は止まってくれません。その時、私にはさっきの続きのようにあることが思い浮かんでいました。

 

もう少し進んだ先の角を曲がるとそこは私の実家のあった場所だってこと。そして、彼、そうだ村川君!の家は確かこっちなんかじゃなくて逆の方向だということ。それと皆!みんなはなぜ私が、親が、まだこの町に住んでいるような話ぶりをしてたんだろう?すべて知ってるはずなのに、、。

 

怖がっている自分がいました。

村川君は今にも道を曲がろうとしている。

行かせない方がよいのか?どうしたらよいのか?早足になっても追いつかないのです。

そして、村川君は曲がってしまいました。

自分の家なんかもうないのに、駅へは行かずなぜか実家のあった方へ向かってる私。

そして、「村川君」叫びながら曲がった時、

 

私の実家は、やはりありませんでした。そして、村川君の姿もなかったのです。

 

不思議には思ったものの、家がなかったことで村川君は見間違いだたような気もして、時間もそんなになかった私は駅の方へと引き返しました。そして、家へと帰ったのです。

 

 それから、一週間も過ぎた頃でしょうか?クラス会で合ってアドレスを教えた友達からメールがありました。楽しかったね、また、会いたいね、などの文面の最後に「そう言えば、村川君って覚えてる?亡くなったらしいよ。」とありました。

驚いて私はすぐ彼女に電話をしました。「なんで?いつ?」の問いかけに彼女も驚きながら答えてくれたことは、、

クラス会のあった夜、町の外れにある沼の麓で自殺した、家や会社で色々あったらしい、鬱っぽかったみたい、クラス会で憂さ晴らしでもできたら良かったのにね、ということでした。

あの日、「放っておけ」と言った誰かがわかればこんなデマは広がらない。そう思った私はそのあと一人一人に電話をしました。けれどあの日村川君が来てた、と言ってくれた人は一人も、いませんでした。

 

一緒に行った友達にはなぜ先に帰ったのかと聞かれ、高見君には遠くから大変だったなと労われ、私が話しをしたのは誰だったのだろう。

あそこにいた皆は本当のクラスメートだったんだろうか?あの場所は?

中学最後の年に火事で両親をなくした私は、もうあの場所には行けないのでわからないのです。

 

 

長~いお話しになってしまいました。

色んな判断して貰えたら嬉しいです。拙い文章にお付き合い頂き、ありがとうございました。

まだまだあるんですよ。評判が良いようならまたぜひ、、、。